5.18.2012

『ハワイ島の本』





『ハワイ島の本』(大和書房)


ワイハ行きたいー!行きたい行きたいー!!


ということでガーリーでポップでカワイイ本ができました。
ハワイのなかでもハワイ島だけに特化したガイドブックです。

著者が数十回とハワイ島を訪れ見つけた、
普通のガイドブックには載っていないハワイの素顔。
美しくかわいい写真に親しみやすくエッセイのような解説。
行ったことがある人もない人も、
きっと「ワイハ行きたいー!」ってなりますよ。


本文ページも全て作りました。
どのページを開いても素敵なので少しご紹介…








神々の住む山々、濃密なジャングル、グランブルーの海、
流れるマグマ、輝く星々、ノスタルジックな街、
自然とともに暮らす柔らかい人々。

本当のハワイがここにあります。

5.12.2012

『客家』





宣伝デザインを担当しているミュージカル『客家』
そのチラシが完成しました。
主演は元宝塚男役トップスターの水夏希さん、演出は謝珠栄先生。
台本を読んだだけですが面白いです。


「客家(HAKKA)」とは
古代中国、戦乱から逃れるために移住を繰り返した民族「客家」、
教育熱心であり質実で勤勉、蒲公英のように舞いながらも
様々な地に多くの傑出した人材を輩出し、
誇り高い理念は今も息づいている


孫文や李登輝も客家なのだそうです。
ちなみに演出の謝珠栄先生も客家だそうで、
自分のルーツであるこの作品を手がけるのが念願だったとのこと。

悠久の時と客家の美しき心を感じに11月はぜひ天王洲「銀河劇場」へ。

『この一冊で「経済」のしくみが丸ごとわかる!』






もう5月も中旬、この4月に新社会人になった方も
少しは慣れてきたころでしょうか。
そんな新社会人にぴったりなのがこの本です。

需要と供給、価格のしくみ、
会社のしくみ、お金を稼ぐしくみ、
雇う人と働く人、それぞれの立場と言い分、
税金のしくみ、公共事業がなくならない訳、
年金や食料自給率、環境破壊など社会問題まで。

わかっているようで実はよくわかっていない「経済」のしくみを、
すご~くやさしく教えてくれます。
子どもでもわかるぐらい丁寧です。

4.20.2012

『ささいなことで傷つかない人の人間関係』






「自分の弱さを認められる人が本当は強い人」、
頭では分かるのですがこれを実践するのは難しい…

この本はそんな強い人になるために必要な考え方を
分かりやすく教えてくれます。

人はなぜ傷つくのか、
斜に構える人の心理、
精神的に大人になれないのはなぜかなど、
自分に置きかえてしまう指摘ばかり。


加藤諦三先生の文庫を担当させていただくのは
どれも優しく強い人になるためのアドバイスになる本だと思います。
人間関係に悩んでいる方はぜひ。


『めちゃカワ!! 手づくりマスコット』






やっぱりカワイイーーーーーーー!!!!

出ました!
“めちゃカワ!!”シリーズ第4弾!
今回は手づくりマスコットです。

カバンやケータイにつける小物…
コースターやカードケースも作ってみたい…
好きな男子にお守りをプレゼント…
思い出される幼いころの青春…

おかげさまで前回の『胸キュンまんがイラスト』は大好評とのこと。
今回もぜひ小学生の女の子に届いてほしい!

4.13.2012

カメラ





デザイナーになって10年…
ということは写真から離れて10年です…。

高校の写真部部長から写真学生になり、
間違いなく写真オタクであった青春時代。
カメラを持たずに出かけることなど考えもしない日々でした。

デザイナーになってからは写真を撮ることもほとんどなくなり、
旅行で記念写真を撮るぐらい。
恋人のような存在だったカメラと別れて長い年月が過ぎました…
暗室の匂いをもう思い出せない…
昔の友達には今でも僕がカメラマンになったと勘違いしている人もいます…


しかしついに…

とうとう買いました!
写真学校を卒業して10年記念…でもないですが、
やっとカメラを買いました!
一眼レフではなくコンパクトですが、
悩みに悩んだ末に買ったのはフジのX10
なんだか10年記念っぽい名前!
選んだ理由は色々ありますが、最後の決め手は見た目!
なんといってもこのカメラかっこいいです。

物を買ってこれほどワクワクするのはいつ以来だろう…
ということで今日から趣味で写真撮ります。
フェイスブックにたまにあげたりもするかもしれません。
楽しみだな〜。


そしてもうひとつ、
tobufuneのホームページのトップが変わります。
意味のない四角いスペースを不思議に思っていた方もいると思います。
写真を再開したら写真を入れようと思い作ったスペースなんです。
これからたま~にトップの写真も更新するのでご覧下さいませ。
記念すべき最初のトップ写真は事務所屋上からの曇天。


4.10.2012

『すべての仕事は[逆]から考えるとうまくいく』






昨日見本をいただいたのですが、
大手書店での先行テスト販売が好調で、
発売前に増刷が決まったとのこと!
やっぱり売れるのがいちばん嬉しい!

ということでデザインを担当した新刊です。
「[逆]から考えるとうまくいく」シンプルです。
よく言われていることかもしれません。
この本はそこに「行動がともなわなければ意味がない」と言います。
考え方や決断ではなく行動こそが重要とのこと。

ソデには“It is an Art”の文字。
ビジネスでの考え方はもはや芸術になる…………かも。




監訳は『地頭力』の細谷功さん、
細谷さんが書いた序文に、
「しっかり前を向いてから、逆向きに考えよう。」とあります。
著者は最後に「逆から考えることは、先をみすえること」と言います。
後ろ向きではなく前向きに生きるビジネスマンはぜひ!


カバー、帯ともにコート(グロスPP)。
女神インキのスーパーブラックというのを初めて使いました。
比較対象がないのですがたぶん黒い…
はっきりとした白黒が書店で目立つはず…。

3.29.2012

『起死回生の家庭教育』





『起死回生の家庭教育』(幻冬舎メディアコンサルティング)

落ちこぼれから一転、名門学習塾の経営者となった著者。
教育のプロである著者の経験をもとに、
幼小中高を年代別に子育て、家庭教育のポイントが
分かりやすくまとめられています。

「絶対に諦めない親学のススメ」と本の帯にあります。
経済格差と教育格差は間違いなく繋がっています。
平等な教育というのは理想であり現実ではありません。
それでも親が子どもを諦めてはいけないように、
全ての子どもたちに十分な教育環境を整える、
その一点への「諦めない」情熱に深く共感しました。

子を持つ親はもちろん、
教育という永遠の社会テーマのひとつを学ぶ本として、
様々な方に手に取ってもらえたらと思います。


用紙はカバー・帯・見返し・扉にパミス、
表紙に気包紙。

3.22.2012

『つながる高校数学』




数学が趣味という大人が増えているみたいです。
ゲームのような感覚で数字と遊ぶ、
そう考えられたらもう少し勉強できたかも…。

なんとなく曖昧だった数学の知識を整理して一つにつなげる。
高校生のための本ではなく、大人のための本です。

読みやすい文章に、イラストや図、まめ知識など織り交ぜながら
楽しく高校数学を学びなおせます。

かわいくつながる数学列車が目印。
カバーイラストはタケウマくん。
表だけでなく裏からソデまでつながってますよ。
3の鳥やxの蝶がかわいいですね〜。




大人になっても生涯学習です。ぜひ!

3.04.2012

雑記/虹の日








32日、悲しいより悔しい雨の日、忘れないよう虹の日にする。


世界でいちばん素敵な虹を作ってくれた友人へ。




3.01.2012

『めちゃカワ!! 胸キュンまんがイラスト』







カワイイーーーーーーー!!!!

って小学生が思ってくれるといいな〜と思いながら作っています。

今回もなんとかできあがりました、“めちゃカワ!!”シリーズ第3弾!
大好評につきとうとう第3弾です!

このシリーズ、僕に作れるかわいさマックスです…
以外と作り出すと楽しく作ってますけどね。


今回は第1弾と同様、蛍光ピンクが目立って派手カワイイ!
小学生の女の子がお小遣いで買ってくれてると思うとやっぱり嬉しい。
内容も充実してて、大人でも勉強になりますよ。

この本がきっかけになり将来マンガ家になる子がいるかも…
妄想ふくらむ幸せな仕事です。


そして第4弾はあるのか…乞うご期待!

2.27.2012

『怒りの作法』






著者は哲学者の小川仁志さん。
『人生が変わる哲学の教室』や『超訳「哲学用語」事典』など、
最近ベストセラーを続けて書かれている方です。


そしてこの本も、すごく面白いですよ!
ニーチェ、ヘーゲル、フーコーなど有名な哲学者だけでなく、
サンデル教授や岡本太郎など幅広い意味での哲学者から学ぶ怒りの作法

最近よく「怒らない方法」や「怒るのをやめませんか」という言葉を聞きます。
この小川さんは大げさに言えば「怒ろう」と言うのです。

歴史を変え、世界を動かしてきた最大の原動力は何だったか。
歴史に名を残す哲学者たちの行動・思考を掘り下げながら、
3.11後の日本や、アラブの春、ウォール街デモなど
記憶に新しい怒りについても一つの論考が示されています。


カバー、帯はヴァンヌーボVG
カバーのタイトルとイラストの顔は透明バーコをかけています。




表紙に新バフン紙(きぬ)、
見返しにOKミューズコットン(しょこら)、
別丁扉に新バフン紙(くも)、
イラストは鈴木順幸さん。

よろしくお願いします!


『脱「臆病」入門』




『脱「臆病」入門』(すばる舎リンケージ)。

著者は僧侶でもある松本圭介さん。

臆病の三大原因である「自信不足」「自意識過剰」「存在の不安」を
じんわり鎮めるブッダの教えを大公開と帯にあります。 

臆病に振り回されて思い通りに動けなくなる
誰にでもある経験だと思います。
簡単に言われてもと思うかもしれませんが、
自然体のままで大丈夫とそっと背中を押してくれる本だと思います。

臆病、脱することによって、
自信を持って様々なことで一歩ずつ前に進めるのではないでしょうか。
カバー・帯はモデラトーン(エキストラホワイト)、
イラストは坂木浩子さん。

爽やかなグリーンが目印です。ぜひ!

2.15.2012

『仏像と古代史 ミステリー案内』





『仏像と古代史 ミステリー案内』(ブックマン社)の見本が届きました。
著者は以前『奇蹟の奈良』でご一緒した歴史作家の関裕二先生。

いま日本は仏像ブーム、有名仏が展示されるとそれだけで長蛇の列。
ですが、興味はあるけど仏像の魅力を語る自信はない…
という方も多いと思います。僕もそうです。


以下この本のまえがきの一部を抜粋します。


仏像に関する細かい知識はほとんどなくても、 
「理由は分からないが、何となく仏像が好きだ」 という人や、
 「専門家の評価は低いが、私はこの仏像が好きなのだ」 という人がいる。 
じつはこういう人たちの方が、意外にも、仏像の本当の良さに気付いているのだ。 
だから、「仏像は初めてだから」「どこを見ればいいのか分からない」と、
遠慮することはない。
あなたが気に入った仏像が、世界一の仏像になる。
それはそれで、充分幸せなことなのだ。
 そして、ここが肝心なところなのだが、
仏像は、拝むものであり、「美術品や芸術品ではない」ということなのである。


デザインを始めるときにこれを読み、なんだか気が楽になりました。

興味があればどなたでも楽しめる本です。
そして登場する仏像がそれぞれ様々な物語を持っています。
その物語の魅力、古代史の謎、ひきこまれる文章に美しい写真とイラスト、
ぜひ書店でご覧下さいませ。
仏像に囲まれた日本にいる幸運を、せっかくなので僕も楽しんでみます。



表紙の写真は浄瑠璃寺の吉祥天立像、
京都と奈良の境にある僕も好きなお寺です。
隣の岩船寺とともに関西の方はぜひ散歩してみて下さい。
気持ちのいい場所ですよ。

2.13.2012

『ココロ学入門』




の見本が届きました。
著者は大学講師でもあり漫画家でもある上田彩子さん。

人間の「モノの見方」「思考」「行動」などに潜在的に含まれるルール、
それを解き明かす学問のひとつである「心理学」を、
マンガとエッセイですごく身近に感じられる本です。
心理学と聞くとなんだか難しそうですが、
普段の日常にあるようなことを例にして、簡単かつ面白い。
なるほどな~と頷いてばかりでした。


マンガのかわいいキャラクターたちに合うようデザインもかわいくしたつもりです。

カバーはクラフトペーパーに白の二度刷り+スミ+白箔、
帯はヴァンヌーボVG、写真は専門学校の同期で友だちでもある小川孝行くん。
表紙にOKフロート(ペールブラウン)、
見返しにOKミューズコットン(うすもも)、
別丁扉にペルーラ、全体にいい雰囲気です。

本文もかわいく作ってますので、ぜひ書店でご覧下さいませ。

1.25.2012

『放射能から子どもの未来を守る』





地震以降、様々なことが変わった気がします。
そのなかでも確実に暗い影を落とし続けている原発。

この本は、あまりに無責任な対応をする関係者に怒りをぶつけ、
身をもって行動してきた学者の対談です。
タイトルのとおり子どもの未来を守りたい一心で。

著者の児玉先生は去年の夏、国会の厚生労働委員会で

ツイッターなどで一気に広まったその映像を僕もそのころ見ました。
テレビに出てくる学者たちに憤りばかり感じていたので、
こういう学者もいるのだと少し救われた気がしたことを覚えています。
数ヶ月後に著作の装丁をするとは思いもしませんでしたが…

厳しい言葉、耳を疑いたくなる話もありますが、
ただただ優しい本だと思います。





なにかを訴えたり自ら行動することは簡単なことではありません。
できればダラダラしていたいし、考えるのも面倒です。
正直自分がよければだいたいのことはいいと思っている気もします。
しかもこの問題は善悪だけで判断もできず難しい……

……ですが、

個人でも企業でも「自ら責任をとれないことをする権利はない」、
その1点のみで僕は脱原発を謳います。
少しずつ何年かけてでもなくしていくべきだと思います。
特になにもできませんが…。


なんだか話がそれましたがぜひ書店で!

1.21.2012

『もっと変な給食』





tobufuneの見本2冊目は『もっと変な給食』です。

とはいえこの本はほぼフクダデザインのころに作りました。
出版まで少し時間がかかりこのたび晴れて書店に並ぶことに。

2年ほど前に様々なメディアで取り上げられ話題になった
『変な給食』の続編で、前作同様に撮影から驚きの連続。
食べ合わせの悪さは今回も健在。
「ココア揚げパン×肉じゃが」など大人には辛い食べ合わせ…
一緒に食べる先生たちも大変です…。

著者は『粗食のすすめ』の幕内秀夫さん、
米飯給食を推進するべく様々な活動をされています。

写真を見るだけでも面白いのでぜひ書店で!

1.17.2012

1冊目





記念すべき tobufune の装丁1冊目の見本が届きました。
すばる舎リンケージさまから出版される『産業医が看た! 上司のカルテ』
帯のチェック項目に心あたりのある方、ぜひ読んでみて下さい。
上司の苦労に同情しつつもなるほどな~と共感できる1冊です。


イラストは高校の友人イラストレーター、タケウマくん。
年末年始進行にも関わらず柔軟な対応に感謝!
用紙はカバー、帯ともにアラベール(ウルトラホワイト)。
年末のお忙しいなか紙見本を届けていただいた竹尾さまにも感謝!


記念すべき1冊目、一生忘れない仕事になるのだと思います。
これから2冊、3冊、100冊、1000冊~と続いていくよう
初心を忘れずがんばります。

1.09.2012

あけましておめでとうございます





あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。


たくさんの年賀状をいただきました。
そしてすいません…
独立早々年賀状を出さずという不義理なことをしてしましました。
代わりでもないですが年賀の画像[tobutatsu]を載せておきます。


昨年は悲しい年でした。今年は明るい年になってほしい。
今年の抱負は“継続”です。
“tobufune”を長く続けるための最初の1年、
日々を大切に過ごそうと思います。
そして被災された方々のことを忘れずできることを続けようとも思います。


皆さまにとって良き1年になりますよう。