『怒りの作法 抗議と対話をめぐる哲学』(大和書房)。
著者は哲学者の小川仁志さん。
『人生が変わる哲学の教室』や『超訳「哲学用語」事典』など、
最近ベストセラーを続けて書かれている方です。
そしてこの本も、すごく面白いですよ!
ニーチェ、ヘーゲル、フーコーなど有名な哲学者だけでなく、
サンデル教授や岡本太郎など幅広い意味での哲学者から学ぶ“怒りの作法”。
最近よく「怒らない方法」や「怒るのをやめませんか」という言葉を聞きます。
この小川さんは大げさに言えば「怒ろう」と言うのです。
歴史を変え、世界を動かしてきた最大の原動力は何だったか。
歴史に名を残す哲学者たちの行動・思考を掘り下げながら、
3.11後の日本や、アラブの春、ウォール街デモなど
記憶に新しい怒りについても一つの論考が示されています。
カバー、帯はヴァンヌーボVG。
カバーのタイトルとイラストの顔は透明バーコをかけています。
表紙に新バフン紙(きぬ)、
見返しにOKミューズコットン(しょこら)、
別丁扉に新バフン紙(くも)、
イラストは鈴木順幸さん。
よろしくお願いします!